1955年生まれの
「ハマグリパイル」STORY
1955年と言えば、昭和30年
電気洗濯機、電気冷蔵庫、テレビが「三種の神器」と呼ばれるようになった年でもある
この1955年にハマグリパイルソックスは生まれました。
この時代は住環境が悪く、台所周りが非常に寒い環境にあり
台所仕事をするときに履いて欲しいという思いで作られました。
正式な商品名は「ハマグリパイルソックス」といいます。
ユーモラスで味のある名前を誰がつけたのかはわかりません。
でも、商品写真をご覧になれば、そう呼びたくなる気持ちがお分かりになるでしょう。
その形、足口部分を縁取る三角模様の刺しゅう…。
「あ、なるほどハマグリに似ている!」
これほど長きにわたり多くのご愛顧を得ることが出来きたのは、
発売当初からほとんど変わらぬ素材・色・柄・形、そして職人さんによる丹念な手仕事が皆様に支持されているからなのです。
暖かさの秘密は
靴下の厚さにあり
見て分かるようにハマグリパイルは普通の靴下に比べて凄く厚く出来ています。
この厚さは、ハマグリパイルの内側のパイル編みによるものです。
パイル編みとはタオルのようなループがびっしりと並んでいる編み方のことを言います。
ハマグリパイルはそのループ部分が普通のパイル編みのソックスより長く編まれています。
このループと肌の間に空気をため床からくる冷気を足に感じさせないようになっているのです。履いた時に、ループ部分が長いため負荷がかかってもループ部分が倒れて寝てしまわないのも特徴です。
暖かさとクッション性にも優れています。
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通常のパイル
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ハマグリパイル
モリイチャンネル
ハマグリパイルができるまでPROCESS
手仕事から生まれる“ハマグリパイルソックス”
1955年に誕生したハマグリパイルソックスは、今も尚、日本国内の職人の手を介して作られています。
ハマグリパイルソックスは、
1足できあがるまでにとても時間がかかる
ため、
年間を通して作り続けています。
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STEP01
素材の組み合わせにこだわった糸を丁寧に編み立てていきます。
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STEP02
編み機の見えない部分を改造しているので、他の編み機で同じものをつくることができません。
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STEP03
このようにしてふかふかなパイルがつくられます。
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STEP04
一番の特徴である、履きくち部分のハマグリ刺繍は、熟練の職人がてすべて手作業で刺繍をほどこしていきます。
刺繍に使用しているミシンは新たに手に入れることができないため、今あるものを大事に使い続けています。 -
STEP05
ミシンの後は、刺繍糸の後始末をかぎ針を使って丁寧に整えていきます。こうしてキレイなハマグリの形ができあがります。
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STEP06
仕上げに風合いを出すためにスチームを当てていきます。この手間を加えることで、ふっくらとした1足に仕上がります。
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STEP07
こうして作られた1足が、
あなたの手元に届きます。
【日本のものづくり】
ハマグリパイルソックスができあがるまで